26日 原油は続伸、米国の石油在庫減と需要旺盛で
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(8月限)は前日終値と比べ32セント高の65.24ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(8月限)は23セント高の67.91ドル/バレルと、いずれも続伸している。 26日アジア時間午前の原油相場は続伸。エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)の野神隆之首席エコノミストは「引き続き米国の石油在庫の減少が強材料視されている」との見方を示した。米エネルギー情報局(EIA)が25日に発表した週報によると、先週末20日までの1週間で同国の原油在庫は580万バレル減となり、市場予想に反して大幅に減少。さらにガソリン在庫も同210万バレル減となるなど、燃料油種全般の取り崩しが進んだ。同国ではドライブシーズン入り、7月4日の独立記念日(インディペンデンス・デイ)に向けた旺盛な需要が示されたようだ。なお、今後の価格動向に関しては「過度な上昇はなく、方向感に乏しい値動きとなる」と同氏は指摘。依然としてイランとイスラエルを巡る情勢悪化に不透明感が強く、相場の先行きが見通しづらくなっている。 日経平均株価は前日比406円24銭高の3万9,348円31銭で推移している。ドル円相場は1ドル=144.72円と、前日の17時時点(145.32円)と比べドル安・円高方向に振れている。
|