4日 原油は小幅続落、米休日で持ち高整理の売り
アジア時間4日午前の原油相場は軟化している。三菱UFJリサーチ&コンサルティングの芥田知至主任研究員(=写真)は、米国が独立記念日の祝日の関係で、「市場参加者が取引を手控えており、持ち高整理に伴い売られている」と説明した。そのうえで、目先の焦点としては、米国の関税交渉の行方を挙げた。米国のトランプ大統領は4日から各国に書簡を送って関税率を通知するとしているが、「仮に米国が日本や欧州連合などに対し関税率を大幅に引き上げると、世界景気の減速懸念から原油相場にも売り圧力がかかるだろう」との見方を示した。
日経平均株価は前日比16円92銭高の3万9,802円82銭で推移している。ドル円相場は1ドル=144.70円と、前日の17時時点(143.87円)と比べドル高・円安方向に振れている。
|