11日 原油は反発、安値拾いの買いを受け
11日アジア時間午前の原油相場は堅調だ。10日の原油相場の下落を受け、安値拾いの買いが入っている。米国の株式相場が軒並み反発したことに加え、中東情勢の不透明感による原油供給への懸念が相場を下支えしている。イエメンの親イラン武装組織フーシ派が紅海で貨物船への攻撃を続けており、9日にも貨物船への攻撃があったという。「このところフーシ派の動きが活発化している」と楽天証券経済研究所の吉田哲コモディティアナリスト(=写真)は指摘。一方、米国のトランプ大統領が各国の輸入品に対し、関税を課すことを通達している。こうしたなか、世界経済への懸念が相場の上値を抑えている様子。 日経平均株価は前日比31円18銭安の3万9,615円18銭で推移している。ドル円相場は1ドル= 146.92円と、前日の17時時点(146.27円)と比べ、ドル高・円安方向に振れている。
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