14日 原油はわずかに反発、ロシアに関する重大声明控え様子見
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(8月限)は先週末終値と比べ3セント高の68.48ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(9月限)は同7セント高の70.43ドル/バレルとわずかに反発となっている。
アジア時間14日午前の原油相場は方向感に乏しいなか、わずかに買われている。マーケット・リスク・アドバイザリー共同代表の新村直弘氏は、14日に米国のトランプ大統領がロシアに関する重大声明を出すと述べていることもあり、「基本的に市場参加者は様子をみている。ただし売りづらい状況」と指摘した。そのうえで目先の原油相場のポイントについて、ロシア制裁のほか、石油輸出国機構(OPEC)と非OPEC主要産油国で構成する「OPECプラス」の8月からの増産動向や、米国の関税交渉の行方をあげた。特に関税交渉の行方については、「トランプ大統領の判断は事前に確定的なことは言えず、見守るしかない」と述べた。
日経平均株価は先週末比140円14銭安の3万9,429円54銭で推移している。ドル円相場は1ドル=147.16円と、先週末の17時時点(146.86円)と比べドル高・円安方向に振れている。
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