15日 原油は続落、前日の流れを引き継いで
15日アジア午前時間の原油市況は続落。三菱UFJリサーチ&コンサルティングの芥田知至主任研究員(=写真)は「14日は大きく売りを浴びたが、現時点でもその流れを引き継いでいる」と述べた。米国のトランプ大統領は14日、ロシアがウクライナとの停戦合意に応じなければ、ロシア産の石油などを購入している国に対して100%の関税を課す方針を発表した。しかし、同制裁の発動には50日間の猶予期間が設けられたため、市場の警戒感が後退、依然として売りが優勢となっている。一方、15日夜には6月の消費者物価指数(CPI)の発表が控えているため、「様子見ムードが広がっている」(同氏)。米トランプ政権の関税政策により、インフレ懸念が強まっているなか、市場ではCPIの発表に注目が集まっている。 日経平均株価は前日比104円94銭高の3万9,564円56銭で推移している。ドル円相場は1ドル=147.71円と、前日の17時時点(147.38円)と比べドル高・円安方向に振れている。
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