31日 原油はわずかに反落、ロシア制裁警戒も米在庫増加で
アジア時間31日午前の原油相場は方向感に乏しいなか、わずかに売られている。三菱UFJリサーチ&コンサルティングの芥田知至主任研究員(=写真)は、「米国の対ロシア制裁でロシア産原油の供給減少懸念が根強い一方で、米エネルギー情報局(EIA)が30日に公表した米原油在庫が予想よりも増えたため、やや売りに押されている」と指摘した。目先の相場の焦点としては、8月8日に停戦合意の期限が設けられている米国のロシア制裁の動向のほか、「米国の通商政策も焦点。特にインドと折り合うかどうかもポイントになる」との考えを示した。
日経平均株価は前日比360円87銭高の4万1,015円57銭で推移している。ドル円相場は1ドル=148.87円と、前日の17時時点(148.09円)と比べドル高・円安方向に振れている。
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