1日 原油は小幅高、方向感なく
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(9月限)は前日終値と比べ1セント高の69.27ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(10月限)は同2セント高の71.72ドル/バレルと、いずれもわずかに反発した。 1日アジア時間午前の原油相場は小幅高。エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)の野神隆之首席エコノミストによると、原油が買われ過ぎの領域に達していたため、利益確定売りが続いていたという。ただ、現在は来週の動向を吟味しており、「方向感がない状況となっている」と野神氏は指摘。米国のトランプ大統領は、近くウィトコフ中東担当特使をロシアに派遣するとみられ、8月8日のロシアとウクライナの停戦合意への期限に先立つ訪問となる。ロシアが停戦に応じなかった場合、米国は制裁を科すとみられ、トランプ氏の動向に注目が集まる。 日経平均株価は前日比155円16銭安の4万914円66銭で推移している。ドル円相場は1ドル=150.78円と、前日の17時時点(149.39円)と比べドル高・円安方向に振れている。
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