4日 原油は続落、OPECプラスの9月増産で
アジア時間4日午前の原油相場は一段下げとなっている。三菱UFJリサーチ&コンサルティングの芥田知至主任研究員(=写真)は、石油輸出国機構(OPEC)と非OPEC主要産油国で構成する「OPECプラス」が3日に9月から増産を決めたことで、「供給増加を意識して、売りが出ている」と指摘した。目先の原油相場の焦点としては、引き続き米国の関税交渉動向に加えて、「米7月の雇用統計が市場予想を下回ったことで、米国の景気動向に不透明感が浮上している。原油相場も米国の経済指標が注目される地合いになりつつある」との考えを示した。
日経平均株価は先週末比711円86銭安の4万0,087円74銭で推移している。ドル円相場は1ドル=147.66円と、先週末の17時時点(150.54円)と比べドル安・円高方向に振れている。
|