5日 原油は小動き、新規材料待ち
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(9月限)は前日終値と比べ5セント安の66.24ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(10月限)は同6セント安の68.70ドル/バレルと、いずれも小動きとなっている。 5日アジア時間午前の原油市況は動意薄。野村證券の高島雄貴エコノミストは「現時点で特に目新しい材料がなく、小幅な値動きにとどまっている」と述べた。一方、石油輸出国機構(OPEC)と非OPEC主要産油国で構成する「OPECプラス」のうち、サウジアラビアなど有志8カ国は3日、9月に日量54万7,000バレルの追加増産を実施する方針を決定した。供給過多になるとの見方が台頭したが、「ロシア産原油供給を巡る混乱が相場を下支えしている」(同氏)と付け加えた。米国のトランプ大統領は4日、ロシア産原油の購入を続けるインドを批判し、同国に対する関税を大幅に引き上げる意向を示した。 日経平均株価は前日比252円97銭高の4万543円67銭で推移している。ドル円相場は1ドル=147.07円と、前日の17時時点(147.88円)と比べドル安・円高方向に振れている。
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