11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(9月限)は前日終値と比べ16セント安の63.01ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(10月限)は同10セント安の66.02ドル/バレルと、いずれも小幅続落している。
アジア時間13日午前の原油相場はわずかに軟化。15日には米国のトランプ大統領とロシアのプーチン大統領が首脳会談を行う予定だ。同会談によりウクライナ問題が解決に向かえば、ロシア産原油の供給が増加するとの見方から、下落圧力が加わっている。また、石油輸出国機構(OPEC)の月報では、2026年の需要見通しが上方修正された。楽天証券経済研究所の吉田哲コモディティアナリスト(=写真)は「一見すると上昇要因だが、これも下落要因として捉えられている」と指摘。「需要見通しを引き上げたということは、増産の口実にもなり得る」と吉田氏は述べた。
一方で、下げ幅は限定的。アジア時間の株高が相場の支援材料となっている。また、米ロ首脳会談についてはウクライナのゼレンスキー大統領が難色を示しており、会談が難航すればロシア産原油の供給増加見通しも後退し得る。これも相場の支援材料となっているようだ。
吉田氏は目先の注目点として、米ロ首脳会談の進展のほか、13日に発表される国際エネルギー機関(IEA)の月次レポートを挙げた。OPECが需要見通しを引き上げたとあって、同レポートでも需要見通しの内容に注目が集まるという。
日経平均株価は前日比578円10銭高の4万3,296円27銭で推移している。ドル円相場は1ドル=148.13円と、前日の17時時点(148.27円)と比べドル安・円高方向に振れている。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):147.37 (↑1.47)
<PR>お知らせ
|
リム情報開発は今年11月、初めての国際フォーラム
『リム・エネルギー・アゴラ』を都内で開催致します。
エネルギーに関するさまざまなテーマについて、
基調講演、パネルディスカッション、企業・団体によるブース出展等を通じて、
参加者のみなさまと一緒に考えます。
海外企業にとって日本のプレーヤーと直接結びつく機会を、
日本企業にとってはより優れたエネルギーや技術と出会う場をご用意いたします。
この機会をぜひご活用ください。
ご参加申込みは、下記のアゴラ特設サイトからお願いいたします。
https://energyforum.rim-intelligence.jp/
日時 2025年11月11日(火)、12日(水)
会場 東京国際フォーラムD棟全棟、Gブロックガラス棟4・7階
(東京都千代田区丸の内3丁目5-1)
リム情報開発株式会社 アゴラ事務局
03-3552-2411
info@rim-intelligence.co.jp
|

|
|
|
リム情報開発は5月20日、エネルギーの「いま」を
まとめて把握できる季刊誌『エネルギー通信』24号を発行しました。
今号では、第7次エネルギー基本計画で導入拡大が目指される
脱炭素電源の現状と課題、新たな取り組みを整理しました。
エネルギー通信はWEBで閲覧いただくことができます。
エネルギー通信第24号をぜひご覧ください。
お申し込みはこちらから: https://www.rim-intelligence.co.jp/report/nl/
|

|
|