14日 原油は反発、ロシア原油の供給減少懸念で
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(9月限)は前日終値と比べ20セント高の62.85ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(10月限)は同22セント高の65.85ドル/バレルと、いずれも反発している。 14日アジア時間午前の原油相場は堅調。エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)の野神隆之首席エコノミストによると、7月末から原油相場は下落傾向を示し、売られ過ぎとなっていたため、値ごろ感から買い戻しが入っているとみられる。 野神氏は買い戻しを促す材料として、米国の対ロシア制裁が挙げた。米国のトランプ大統領は13日、ロシアがウクライナとの停戦に応じなければ制裁をさらに強化すると示唆。15日に予定される米ロ首脳会談で協議が難航した場合、ロシアに対する制裁が強まり原油の供給減少につながるとの警戒感があるという。 日経平均株価は前日比599円50銭安の4万2,675円17銭で推移している。ドル円相場は1ドル=146.49円と、前日17時時点(147.53円)と比べドル安・円高方向に振れている。
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