15日 原油は反落、ポジション調整の売りで
15日アジア時間午前の原油相場は小幅安。米ロ首脳会談を日本時間16日に控え、「様子見機運が強く、ポジション調整の売りが優勢となっている」と三菱UFJリサーチ&コンサルティングの芥田知至主任研究員(=写真)は指摘。15日午前に発表された7月の中国経済指標の小売売上高や鉱工業生産指数はいずれも事前予想を下回る結果となった。中国経済の不透明感が拭えないことが、「原油相場に下方圧力を加えている」と同氏は述べた。米ロ首脳会談によりロシアとウクライナの停戦合意が実現すれば、リスクオフにより世界景気回復への期待感が高まる。一方、対ロシア制裁が緩和され、西側諸国からのエネルギー供給が増加するとの見方もある。米ロ首脳会談の結果に注目が集まる。 日経平均株価は前日比331円30銭高の4万2,980円56銭で推移している。ドル円相場は1ドル=147.30円と、前日の17時時点(146.56円)と比べドル高・円安方向に振れている。
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