22日 原油は小幅反落、利益確定売りが先行
22日アジア時間午前の原油市場は下落基調。相場が今週の高値水準に近づいたことで、「利益確定の売りが先行している」(楽天証券経済研究所=吉田哲コモディティアナリスト(=写真))と伝えられた。18日以降のWTI相場は63.79ドルを最高値としているなか、前日の終値は63.52ドル、22日日本時間10時前には63.60ドル前後を記録していた。 ただウクライナとロシアの和平実現への期待感後退が強材料視されているため、相場の下げ幅限定的だ。また22日にジャクソンホール会議で予定されている、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の講演内容を見守りたい向きが多く、様子見機運が台頭していることも値動きを抑える要因となっている。 日経平均株価は前日比18円80銭高の4万2,628円97銭で推移している。ドル円相場は1ドル=148.47円と、前日の17時時点(147.59円)と比べドル高・円安方向に振れている。
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