26日 原油は反落、FRB理事解任との見方受け
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(10月限)は前日終値と比べ36セント安の64.44ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(10月限)は同33セント安の68.47ドル/バレルと、いずれも反落している。 26日アジア時間午前の原油相場は軟調。米国のトランプ大統領は25日、連邦準備制度理事会(FRB)理事のクック氏を解任する意向を示した。背景には、クック氏が住宅ローンの申請書類について不正を行ったとの疑惑があるようだ。ニッセイ基礎研究所の上野剛志主席エコノミストは「FRB理事の即時解任宣言は米国経済に不透明感をもたらしている」と指摘。これを受け、ダウ平均株価など米国株式に加え、アジア株式の多くも軒並み下落した。「株安によりリスクオフムードが高まった」と上野氏は付け加えた。海外時間25日の原油高を受けて利益確定売りも出ていた。 日経平均株価は前日比441円29銭安の4万2,366円53銭で推移している。ドル円相場は1ドル=147.42円と、前日17時時点(147.34円)と比べドル高・円安方向に振れている。
|