28日 原油は反落、利益確定売りで
28日アジア時間午前の原油相場は反落。前日の海外市場で買い進まれた反動で、アジア時間には利益確定の売りが出ている。米国のトランプ政権は27日、インドがロシア産原油の購入を続けているとして、インドからの輸入品に対する関税率を50%に引き上げた。この措置に対して今後、インドがロシア産の購入を停止した場合、代替となる中東産原油などの需給逼迫が見込まれる一方、「ロシア産は荷余り感が強まるとみられることから、強弱両方の材料としてとらえることができる」(楽天証券経済研究所=吉田哲コモディティアナリスト(=写真))。 市場は、ロシアとウクライナによる和平交渉の行方に注目している。協議は難航しているとみられ、「和平実現と対ロシア制裁の解除はやや遠のいたとの見方が強まりつつあるようだ」(吉田氏)。
日経平均株価は前日比194円52銭高の4万2,714円79銭で推移している。ドル円相場は1ドル=147.22円と、前日17時時点(147.76円)と比べドル安・円高方向に振れている。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):144.92 (↓1.12)
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