3日 原油はわずかに反落、利益確定売りもイベント控え様子見
アジア時間3日午前の原油相場は方向感に乏しいなか、わずかに軟化している。三菱UFJリサーチ&コンサルティングの芥田知至主任研究員(=写真)は、ウクライナの地政学リスクや米国のイラン産原油の制裁で相場が上昇してきた経緯から、「こうした強材料が相場で織り込まれ、いったん利益確定売りが出やすくなっている」と指摘した。目先の焦点としては、石油輸出国機構(OPEC)と非OPEC主要産油国で構成する「OPECプラス」8カ国の今週末の会合や、米8月の雇用統計を挙げた。「OPECプラス8カ国が10月の生産をどうするか、また雇用統計で米国の金融政策や景気がどうなるかの結果待ち。イベントを控え、週内は方向感は出にくい」との見方を述べた。
日経平均株価は前日比79円45銭安の4万2,231円04銭で推移している。ドル円相場は1ドル=148.79円と、前日の17時時点(148.65円)と比べドル高・円安方向に振れている。
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