4日 原油は続落、OPECプラス増産観測受け
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(10月限)は前日終値と比べ43セント安の63.54ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(11月限)は同40セント安の67.20ドル/バレルと、いずれも続落している。 4日アジア時間午前の原油相場は軟調。石油輸出国機構(OPEC)と非OPEC主要産油国で構成する「OPECプラス」のうち有志8カ国が7日に開会する会合に注目が集まっている。OPECプラスの有志8か国は2026年末まで日量166万バレルの自主減産を延長することが決定していたものの、同会合で追加の増産を検討するとの観測が聞かれている。ニッセイ基礎研究所の上野剛志主席エコノミストは、「OPECプラスが10月の生産規模を9月から維持するあるいは増産するかどうかが焦点」とした。米労働省は3日、7月の雇用動態調査(JOLTS)を発表した。非農業部門の求人件数が市場予想を下回ったため「これも原油相場の弱材料」と同氏は付け加えた。 日経平均株価は前日比525円96銭高の4万2,464円85銭で推移している。ドル円相場は1ドル=148.10円と、前日17時時点(148.74円)と比べドル安・円高方向に振れている。
|