8日 原油は反発、産油国増産も過度な需給緩和感は後退
アジア時間8日午前の原油相場は堅調。7日には石油輸出国機構(OPEC)と非OPEC主要産油国で構成する「OPECプラス」の加盟国うち8カ国が10月に日量13万7,000バレルの増産を行うことで合意したが、相場は上昇傾向にある。三菱UFJリサーチ&コンサルティングの芥田知至主任研究員(=写真)は、「増産幅は小幅なため、過度な需給緩和懸念が後退し市場に安心感が広がった」と述べた。 また、5日に発表された米国の雇用統計では米国の雇用状況の悪化が示されたものの、一方で「米公開市場委員会(FOMC)での利下げ観測を強めた」と芥田氏は指摘。利下げ観測によるリスクオンムードから原油先物への買い入っているようだ。芥田氏は目先の注目材料もFOMCの動向としている。 日経平均株価は先週末比675円57銭高の4万3,694円32銭で推移している。ドル円相場は1ドル=148.04円と、先週末の17時時点(148.22円)と比べドル安・円高方向に振れている。
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