18日 原油は続落、需要の弱さを意識
アジア時間18日午前の原油相場は一段安となっている。楽天証券経済研究所の吉田哲コモディティアナリスト(=写真)は、米エネルギー情報局(EIA)が17日に公表した在庫統計で中間留分の在庫増加が嫌気され、「アジア時間でも石油需要の弱さを意識した売りが続いている」と指摘した。目先の原油相場の見通しについては、需要鈍化が懸念される一方で、米国が利下げに踏み切ったことで株価が上昇するなど市場心理が強気になっているといい、「強弱材料が綱引きしている。WTIは63ドルを挟んで、方向感を模索する展開になるのではないか」との見方を示した。
日経平均株価は前日比498円91銭高の4万5,289円29銭で推移している。ドル円相場は1ドル=147.03円と、前日の17時時点(146円67銭)と比べ円安・ドル高方向に振れている。
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