1日 原油は小幅反発、自律反発で
|
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(11月限)は前日終値と比べ13セント高の62.50ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(12月限)は同15セント高の66.18ドル/バレルと、いずれも小幅に反発している。 1日アジア時間午前の原油相場は小幅に反発。エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)の野神隆之首席エコノミストによると、9月29日から30日にかけてWTIは3.35ドル/バレルあまり下げており、買戻しが発生し自律反発したという。 市場を見渡すと「様子見姿勢」と野神氏はコメント。米上院が10月以降の民主党と共和党のつなぎ予算案をいずれも否決したことにより、政府機関の閉鎖への懸念が強まっていることが背景にある。「閉鎖が長期化すれば弱材料として注意が必要」と野神氏は指摘した。 くわえて、石油輸出国機構(OPEC)と非OPEC主要産油国で構成する「OPECプラス」の有志8カ国による会合が5日に予定されている。大幅増産との見方も強まるなか、ウクライナからの石油関連施設へ攻撃が続いているロシアからは、「増産余地がないなか、価格下落を警戒し反発がある可能性も高い」(野神氏)。先行きへの不透明感が強いため、市場は反応しづらい状況のようだ。 日経平均株価は前日比532円22銭安の4万4,400円41銭で推移している。ドル円相場は1ドル= 147.95円と、前日の17時時点(148.07円)と比べ、ドル安・円高方向に振れている。
|
||||||




