3日 原油は反発、下げた反動で買いが優勢に
3日アジア午前時間の原油市況は買いが優勢となっている。三菱UFJリサーチ&コンサルティングの芥田知至主任研究員(=写真)は「2日米国時間で下げた反動から買われている」と述べた。一方で「ここ数日で原油先物は下げ幅が一段と大きくなった」と指摘した。足元のWTI原油先物相場は1週間前と比べて4ドル以上安くなっており、2日の期近物の終値は約4カ月半ぶりの安値となった。 今後の価格動向として同氏は「売り込まれやすく、上値は限定的だろう」との見方を示した。石油輸出国機構(OPEC)と非OPEC主要産油国で構成する「OPECプラス」の有志国は、5日に開催するオンライン会合で、11月の生産方針を協議するが、追加増産が決まる可能性が高い。さらに依然として米政府機関の一部閉鎖が続いており、米国経済の景気減速懸念も相場の重石になるとしている。 日経平均株価は前日756円77銭高の4万5,693円50銭で推移している。ドル円相場は1ドル=147.63円と、前日の17時時点(147.08円)と比べドル高・円安方向に振れている。
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