14日 原油は続伸、米中貿易摩擦の警戒感落ち着く
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11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(11月限)は前日終値と比べ21セント高の59.70ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(12月限)は同19セント高の63.51ドル/バレルと、いずれも続伸している。 14日アジア時間午前の原油相場は底堅い。米国と中国の貿易摩擦に対する警戒感が落ち着き、相場を押し上げている。エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)の野神隆之首席エコノミストによると、米国のベッセント財務長官が13日、米中首脳会談は予定どおり行われるとの見方を示したことなどから、両国の関係悪化への緊張感が緩和。経済減速や原油需要減少といった懸念が後退した。 これを受け、米国の株式相場は13日に反発しており、14日アジア時間でも日本を除き、おおむね株価は上昇。景気回復による原油需要の伸びも意識されているようだ。 一方で中東の地政学リスクはイスラエルとハマスの和平計画第1弾により低下。原油の供給減少懸念が弱まり、原油相場の上値を抑えている。 日経平均株価は前先週末比372円26銭安の4万7,716円54銭で推移している。ドル円相場は1ドル=152.44円と、同17時時点(152.85円)から円高・ドル安に振れている。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):145.04(↓0.62)
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