27日 原油は反発、米中貿易交渉の進展で
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11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(12月限)は、先週末比12セント高の61.62ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(12月限)は同15セント高の66.09ドル/バレルと、いずれも反発している。
27日アジア時間午前の原油先物相場は反発。米中貿易摩擦に対する懸念が和らぎ、買いが優勢となっている。米中両国は25~26日にマレーシアで開催した閣僚級協議で、貿易に関する暫定的な枠組みに合意した。30日に開催予定の両国首脳会談に向け、市場の弱気心理が後退するとともに、「米中経済が持ち直すという期待感すら広がりつつある」(エネルギー・金属鉱物資源機構JOGMECの野神隆之首席エコノミスト)。 ただ、原油相場は朝方からの上げ幅を縮小している。両国の貿易交渉には、依然として不確実性を伴うことから、「トランプ大統領が明確な方向性を示すまでは様子をうかがいたい」(野神氏)。
日経平均株価は先週末比1,026円32銭高の5万325円97銭で推移している。ドル円相場は1ドル=152.93円と、先週末17時時点(152.83円)と比べドル高・円安方向に振れている。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):144.73 (↑1.10)
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