28日 原油は小動き、強弱材料が交錯
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11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(12月限)は前日終値と比べ7セント高の61.38ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(12月限)は同11セント高の65.73ドル/バレルと、いずれも小動き。 28日アジア時間午前の原油相場は強弱材料が交錯し、一進一退。米中の貿易摩擦が解消に向かうとの期待感が原油相場を下支えしている。ニッセイ基礎研究所の上野剛志主席エコノミストによると、30日に開かれる両国首脳会談で米国の対中関税や中国のレアアースの輸出規制緩和などが実際に決定するかどうかに注目という。 一方で、石油輸出国機構(OPEC)と非OPEC主要産油国で構成する「OPECプラス」の有志8カ国が、12月に日量13万7,000バレルの追加増産を検討していると伝わった。供給過多への懸念が重石となっている。 金融や経済面では28~29日に開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)と同国のハイテク企業の決算が注目点と上野氏は指摘。FOMCについては、12月の利下げが示唆されるかどうかが関心事項と伝えられた。 日経平均株価は前日比160円13銭安の5万352円19銭で推移している。ドル円相場は1ドル=152.36円と、同17時時点(153.03円)から円高・ドル安に振れている。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):145.25(↑0.52)
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