4日 原油は反落、供給過剰の懸念で
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11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(12月限)は、前日比14セント安の60.91ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(1月限)は同16セント安の64.73ドル/バレルと、いずれも反落している。
4日アジア時間午前の原油相場は軟調。供給過多を警戒した売りが続いている。石油輸出国機構(OPEC)と非OPEC主要産油国で構成する「OPECプラス」の有志8カ国は、2日に開催したオンライン会合で、12月の原油生産を前月から日量13万7,000バレル引き上げることで合意した。一方、有志8カ国は同会合で、2026年1~3月に増産を見送ると決めた。ただし、「供給過剰の見通しに変わりはない」(ニッセイ基礎研究所の上野剛志主席エコノミスト)とみられている。また、ドル相場が底堅く推移し、ドル建て商品の割高感も強まっている。11時15分時点で、ドルの強さを示す米ドル指数(ドルインデックス)は99.98をつけた。
日経平均株価は先週末比63円56銭高の5万2,474円90銭で推移している。ドル円相場は1ドル=154.29円と、先週末17時時点(154.31円)と比べ、ややドル安・円高方向に振れている。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):145.67 (↑1.12)
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