28日 原油は上昇、ロシア・ウクライナの戦闘長期化懸念で
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11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(1月限)は祝日前の26日比37セント高の59.02ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(1月限)は前日比1セント高の63.35ドル/バレルといずれも上昇した。 アジア時間28日午前の原油相場は上昇。ロシアのプーチン大統領はウクライナとの停戦条件として、ウクライナ軍の撤退を要求するなど強気な姿勢を示している。ニッセイ基礎研究所の上野剛志主席エコノミストは「ロシアとウクライナの戦闘長期化への懸念が高まり、対ロシア制裁解除といった期待が遠のいている」と述べた。今後もロシア・ウクライナ動向が材料視されそうだ。12月上旬には米国の代表団がモスクワを訪問。また米国とウクライナの交渉の進展も注目されているという。 また米国の利下げ観測が引き続き相場に上昇圧力を加えた。「米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催される12月10日までに発表される各種経済指標に注目」と上野氏は述べた。 日経平均株価は前日比62円55銭安の5万104円55銭で推移している。ドル円相場は1ドル=156.31円と、前日の17時時点(156.11円)と比べドル高・円安方向に振れている。
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