4日 原油は続伸、ウクライナを巡る地政学リスク高まりで
|
4日アジア午前時間の原油市況は続伸。引き続き買いが優勢となっている。ロシアのプーチン大統領は2日、米国のウィトコフ中東担当特使とモスクワで会談した。ウクライナとの停戦案を協議したものの、両者の合意に至らず、和平交渉に進展はなかった。三菱UFJリサーチ&コンサルティングの芥田知至主任研究員(=写真)は「引き続き地政学リスクの高まりが相場を下支えしている」と指摘した。ウクライナは11月29日、カザフスタン産原油を輸出するカスピ海パイプラインコンソーシアム(CPC)を無人艇により奇襲するなど、両者の攻撃の応酬は続いている。なお、目先の価格動向に関しては「一進一退の値動きが続く」(同氏)。ウクライナ和平を巡る地政学リスクの高まりが続くものの、足元は需給緩和懸念が強く、依然として上値は限定的なようだ。 日経平均株価は前日比679円28銭高の5万543円96銭で推移している。ドル円相場は1ドル=155.32円と、前日の17時時点(155.69円)と比べドル安・円高方向に振れている。
|
||||||||






