9日 原油は小幅安、新規材料乏しく
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9日アジア午前時間の原油市況はわずかに下落。昨日に引き続きウクライナ情勢の動向に対し、投資家は様子見姿勢を保っている。また、米連邦準備理事会(FRB)の利下げについてはすでに織り込み済みのため、材料視されなかったようだ。 三菱UFJリサーチ&コンサルティングの芥田知至主任研究員(=写真)は利下げ期待について、「焦点となるのは来年の見通しで、通年で3~4回の利下げが実施されるとの観測がある。ただし回数は確定しておらず、FRB議長人事の行方も含め、今後の相場を左右する要因となり得る」と述べた。原油相場の短期的な見通しについては、「ロシアとウクライナの和平交渉の行方が不透明なため、一進一退の様相を呈す」とした。 日経平均株価は前日比106円26銭高の5万686円20銭で推移している。ドル円相場は1ドル=155.82円と、前日の17時時点(155.36円)と比べややドル高・円安方向に振れている。 ◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):144.37 (↑1.38)
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