中国石油化工(シノペック)によると、2022年末の中国のフェノール生産能力は年産413万トン、アセトン生産能力は年産265万トンに達した。同年の中国のフェノールとアセトンの生産能力は世界全体の29%を占めていた。
中国では同年、年間計130万トンのフェノールとアセトンの生産能力を新たに追加した。その中には、浙江石化の第2フェーズとしての年産65万トン(フェノール40万トン、アセトン25万トン)と万華化学の年産56万トンが含まれている。
フェノールとアセトンの生産能力は、聖虹石化、江蘇瑞恒、大連恒利などの独立系製油所を中心に、2023年には年産341万トンが新たに加わると予想される。2024年から2025年にはさらに年産205万トンが追加される予定。
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