熊本県の豪雨=八代市、人吉市などの8SSが営業停止、球磨川氾濫による冠水で
熊本県、鹿児島県を中心に4日未明に降った大雨によって、石油関連施設でも大きな被害が出ている。経済産業省がまとめた6日6時30分時点の被害状況によると、サービスステーション(SS)のうち冠水や冠水による設備故障などで営業を停止しているのは熊本県八代市で2か所、人吉市で5か所、球磨村で1か所となっている。
油槽所では東西オイルターミナル(TOT)、ジャパンオイルネットワーク(JONET)の八代油槽所において5日夕方に一時営業を停止したが、6日朝からは通常通りの出荷体制となっている。しかし、人吉市方面の高速道路、一般道路では交通止めが相次いでおり、製品の配送ができなくなっているという。規制解除のめども立っておらず、関係者からは「今日、明日中の配送についてはめどがたたない」との声も上がった。
経産省まとめの被害状況によれば、LPガス関連では天草市では崖崩れにより充填所でガスが漏洩する、鹿児島市内ではLPガスボンベが土砂埋没により喪失するなどの被害が発生した。電力関連では八代市、人吉市などの4,620戸で停電が発生している。
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