ENEOS=清水地区にエネルギー供給プラットフォームを構築
ENEOSは16日、静岡市の清水油槽所内遊休地を中心に次世代型エネルギーの供給拠点を構築すると発表した。静岡市内の一般家庭やビル、工場などへ設置する太陽光発電など自立型エネルギーの供給体制を整備し、地域内エネルギー需給の安定化と効率化に取り組む。モビリティサービスを含めた新たな付加価値サービスの提供のほか、水素の活用も併せて検討する方針だ。
ENEOSは2015年、清水地区でLNGガス火力発電の新設に向け、清水建設や静岡ガスとの共同出資で清水天然ガス発電合同会社を設立。同社は静岡県や静岡市と協議を進めてきたが、県と市は構想する街づくりの方向性に事業計画が合わないとの姿勢を崩さず、話し合いは難航していた。同社は2017年9月に事業の延期を発表し、その後も計画の見直しを進めてきた。しかし、最終的に事業困難と判断し、2018年3月に事業化の断念を発表している。
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