大成ロテック=成田合材工場でGTL燃料を採用、CO2削減目指す
大手燃料商社の伊藤忠エネクスは14日、大成建設グループの道路舗装会社、大成ロテックが成田合材工場の重機燃料としてGTL燃料を正式採用したと公表した。大成ロテックによるGTL燃料の採用は初めてで、20年9月から使用している。
GTLは「Gas to Liquids」の略称で、ガスから石油製品を合成する技術のこと。GTLで作った石油製品は燃焼過程で二酸化炭素(CO2)や煤塵などの発生量が少ないクリーンな燃料とされる。日本国内では、伊藤忠エネクスが英蘭シェルの総代理店として販売しており、建設現場の重機向けなどの軽油代替燃料として流通している。
大成ロテックは低炭素社会の実現を目指し、合材製造過程で発生するCO2の削減に努めている。今回のGTL燃料の使用はその一環だ。
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