小池東京都知事は29日、2021年度の東京都予算案を発表した。一般会計の総額は7兆4,250億円と前年度を710億円上回り、過去2番目の規模になる。歳入面では、税収が約4,000億円減少するなか、グリーンボンド、ソーシャルボンドなどの発行を含む都債の発行額に5,876億円を予定している。
　歳出面では、脱炭素社会に向けた予算として、会見上で述べられたTokyo Green Finance Maretの創設をはじめ、サスティナブルエネルギーファンドの創設を盛り込んだ『世界経済を牽引する都市の実現』に125億円。更に、「令和3年度、非ガソリン化元年と位置付け」るとして、ゼロエミッション・ビーグルの普及促進など『ゼロエミッション東京の実現』に403億円が充てられた。