2月第1週のSS軽油市況=10週連続上げ、東京愛知は据え置き
資源エネルギー庁が3日に発表したSS軽油小売価格によると、2月第1週となる1日現在、全国平均価格は消費税込み前週比0.3円高の118.4円と10週連続で値上がりした。原油高を織り込み、ENEOSや出光興産、コスモ石油は仕切り価格を引き上げており、小売価格に浸透している。2月第2週の仕切り価格もENEOSや出光は値上げを通知済み。コスモも追随する公算が大きい。
ただし、据え置きや値下がりする地区も出始めている。消費地の東京や愛知は前週価格が据え置かれ、120円と119.5円のまま。北海道や大阪では小幅ながら値下がりするなど、都市部で頭打ち感も広がっている。物流業界では年末年始の需要期を経て、2月は閑散期とされ、都市部の小売業者間では値上げ見送り、ないしは値下げで消費者や陸運業者にアピールしたところもあるようだ。
最高値地区は長崎県で前週比2.4円高の129.6円、最安値地区は徳島県で同0.7円高の110.9円だった。高低差は18.7円と先週から0.5円縮小した。
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