中京地区SS小売市況=愛知は1.2円安、岐阜静岡は上げ
資源エネルギー庁が10日発表した全国小売価格によると、8日現在で愛知県のレギュラーガソリンは前日比1.2円安の137.9円に下落した。緊急事態宣言の延長で小売販売減を伝える小売業者は多く、市場関係者によると、ENEOS系列向け販売は1月で前年比10%前後の減販、2月1週目も1月と大きく変わらないという。値下げで消費者にアピールする小売業者が増えたようだ。
一方、岐阜県は前週比0.3円高の140.4円、静岡県も同0.5円高の139.1円に値上がり。三重県は前週から変わらずの139.1円だった。元売り各社は仕切り価格を毎週引き上げているが、県や一部の地区では消費者の外出意欲後退でガソリン需要が落ち込んでおり、値上げ幅を縮小、ないしは値上げそのものがしづらい環境にある。元売り各社は2月第2週の仕切り価格を前週比0.5円、第3週分を同2.5円それぞれ引き上げている。
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