3月第4週のSS軽油市況=17週値上がり、最高値は山形で139.3円
資源エネルギー庁が24日に発表したSS軽油小売価格によると、3月第4週となる22日現在、全国平均価格は消費税込み前週比2.3円高の129.8円と、17週連続の値上がりとなった。原油価格の上昇を受け、ENEOSや出光興産、コスモ石油マーケティングの元売り各社は卸価格を毎週引き上げている。ただし、原油の軟化で第5週の卸価格をENEOSと出光は24日、コスモも25日に前週比1.5~2円引き下げており、翌週は上げ一服となりそうだ。
地区別では、山形県が前週比1.7円高の139.3円と全国最高値。次いで鹿児島県が同2.5円高の138.8円、長野県が同2.8円高の137.1円と続く。最安値は徳島県で同2.3円高の122.1円だった。高低差は17.2円。都市部では、北海道が前週比2.8円高の133.5円、東京都が同1.3円高の128.8円、愛知県が同3.7円高の130.8円、大阪府が同1.9円高の126.7円だった。
複数の市場関係者によると、3月下旬までのENEOS小売販売実績は、軽油が前年を5%上回っているという。ただし、緊急事態宣言が延長した首都圏は中京や関西圏に比べてやや伸びが鈍いという。
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