3月第5週のSS軽油市況=山形県が最高値、東北地区で10円格差
資源エネルギー庁が3月31日に発表したSS軽油小売価格によると、3月第5週となる29日現在、全国平均価格は消費税込み前週比0.6円高の130.4円と、18週連続の値上がりとなった。元売り各社は原油軟化を織り込み、卸価格を引き下げているが、小売業者間ではこれでの値上げコスト未転嫁分の回収に動いている。
最高値地区は山形県で前週比0.5円高の139.8円まで上昇。近隣県の宮城県は125.8円、福島県は132.8円と、10円近くの価格差が生じており、東北6県の平均は130.2円だった。一方、最安値は徳島県で同0.5円高の122.6円。近隣県では、香川県が128.9円、愛媛県が129.3円、高知県が133.3円で推移し、四国4県の平均は128.4円だった。
都市部では、北海道が前週比0.1円高の133.6円、東京都が同0.08円高の129.6円、愛知県が同0.2円安の130.6円、大阪府が同0.7円高の127.4円。
石油連盟によると、直近4週の軽油出荷は全国ベースで前年比3.4%増の8万7,131klに達した。堅調な通販需要で小型トラックを中心に稼働は高いと伝えられている。
東京 : 国内製品チーム 阿部 03-3552-2411Copyright © RIM Intelligence Co. ALL RIGHTS RESERVED.