中京地区SS小売市況=愛知は2週連続の下げ、岐阜静岡も弱含み
資源エネルギー庁が21日発表した全国小売価格によると、19日現在で愛知県のレギュラーガソリンは前週比0.9円安の149.1円と2週連続の下落となった。元売り各社が仕切り価格を引き下げたほか、自粛ムードの拡がりから需要の頭打ち感も強まっている。
近隣の三重県は同0.8円高の149.5円に値上がりしたものの、岐阜県は同0.1円安の151.2円、静岡県も同0.3円安の150.1円に軟化。愛知県同様、元売り仕切り価格の引き下げを受け、小売業者間で値下げが浸透した。元売り各社は4月3週分の仕切り価格を1.5円引き下げている。4週分は再び1.5円引き上げた。
市場関係者によると、ENEOS中部支店管轄の小売販売は4月前半実績で前年比6%増。ただし、新型コロナの感染が拡がり、自粛ムードが強まった前年との比較となるため、数字上では増販となりやすい。
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