5月第3週のSS軽油市況=全国平均価格132円、愛知県が3.5円上げ
資源エネルギー庁が19日に発表したSS軽油小売価格によると、5月第3週の17日現在、全国平均価格は消費税込みで132円と前週から1.2円値上がりした。元売り各社の仕切り2.5円上げを織り込み、コスト転嫁に動く小売業者が多かった。元売り各社は第3週の仕切り価格を2.5円引き上げている。
上げ幅では愛知県が前週比3.5円と全国トップ。同県はガソリンも大幅に引き上げており、12日に緊急事態宣言入りした同県の小売業者は減販対応を見直した格好だ。
最高値地区は鹿児島県で前週比2円高の141.9円、次いで長崎県の同0.6円高の141.3円が続く。最安値は徳島県で同1.6円高の124.2円、次いで埼玉県で同0.8円高の124.5円だった。
都市部では、北海道が前週比1.1円高の131.7円、東京都が同0.8円高の136.3円、大阪府が同0.8円高の131.1円。石油連盟によると、5月9~15日の軽油平均出荷量は1日あたり全国ベースで7万8,432klと前週比71%増。大型連休を終え、各種メーカーに紐づく物流の戻りがトラックの稼働率を上げている。
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