九州地区SS小売市況=長崎県が10週ぶり下落、福岡県は続伸
資源エネルギー庁が16日に公表した石油製品市況週動向調査によると、14日現在で長崎県の店頭小売価格は162.7円と前週から0.2円下落した。下落は10週ぶり。
一方、福岡県は前週比0.8円高の152.7円、佐賀県は同0.1円高の156.3円、熊本県は同2円高の152.9円、大分県は同0.3円高の158.9円、宮崎県は同1.4円高の156.5円、鹿児島県は同0.6円高の162.7円とそれぞれ上昇した。とくに熊本県は2円の大幅な値上げ。元売り各社は6月第2週の仕切り価格を2円引き上げたため、小売業者の多くがコスト転嫁に動いたようだ。
市場関係者によると、販売不振が続いているものの、原油高に伴う卸価格の上昇で小売価格を引き上げざるを得ないという。福岡市内の看板価格は155円台半ば~後半、実売価格は145円前後で推移している。ただし、筑豊地区では140円割れの店頭価格も残ると伝えられた。
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