6月第3週のSS軽油市況=前週比1円上げ、最高値は鹿児島県
資源エネルギー庁が23日に発表したSS軽油小売価格によると、6月第3週の21日現在、全国平均価格は前週比1円高の消費税込み135.6円となった。値上げは3週連続。
元売り各社が仕切り価格を引き上げたため、卸業者の多くがコスト転嫁に動いた。元売り各社は17日以降の仕切り価格を0.5円引き上げ、24日以降も1円の上げを決めている。原油相場の上昇で仕切り価格は月初から計4円引き上げられた。
最高値地区は鹿児島県で前週比1.8円高の146.1円、最安値は徳島県で同2.1円高の128.7円だった。都市部では、北海道が同0.7円高の134.3円、東京都が同2.1円高の138.5円、愛知県が同2.9円高の134.8円、大阪府は同1.7円高の135.3円。
石油連盟によると、6月13~19日の軽油平均出荷量は全国ベースで1日あたり7万7,930klと前週比9.2%減。東日本が同7.4%減に対し、西日本は同12%減と落ち込みが大きい。前週の仮需に対する反動や小売価格の上昇に伴う消費者心理の悪化が響く。
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