商船三井テクノ=観光船をモデルに、水素とバイオ燃料活用を検討
商船三井テクノトレード、関門汽船、ヤンマーパワーテクノロジー、ヤンマーマリンインターナショナルアジア、大陽日酸、本瓦造船、東京海上日動火災保険は22日、水素とバイオ燃料の利用、操船支援システムの導入により先進船舶の商用運航を共同で検討する基本合意書を締結した。このプロジェクトでは国内観光船をモデルに、様々な技術を活用して船舶におけるGHGの大幅な削減の実現を目指す。 船舶の動力には、水素とバイオ燃料を利用したハイブリッド型のパワートレインを活用、新たな船舶の活用方法を地元企業や大学等との連携、検討していく。今回の環境配慮型ハイブリッドシステムは将来の水素技術の高度化を睨み、燃料を全量水素とすることでゼロ・エミッションが実現できるようなシステムを採用する予定。モデル地域は門司港を中心とした関門エリアとし、水素供給インフラの整備、先進船舶の商用運航の課題解決にあたり、北九州市と連携する。 北九州市では八幡東区、東田地区で全長1.2kmの水素パイプラインを敷設しており、水素実証住宅やエコハウス向けに燃料電池に水素を供給し、電気や熱として利用する社会実証を行っている。
|
東京 : 電力チーム 工藤 03-3552-2411Copyright © RIM Intelligence Co. ALL RIGHTS RESERVED.