液化石油ガス(LPG)元売りのアストモスエネルギーは5日、LPGを船舶用燃料として使用できる大型ガス船(VLGC)を、船主のクミアイナビゲーションから定期傭船すると発表した。船名は"CRYSTAL ASTERIA"で、環境負荷の少ないLPG燃料船の建造・運航は日本で初めての事例。アストモスによると、LPGを燃料として船を運航した場合、排気ガス中の硫黄酸化物を燃料油対比で90%前後、二酸化炭素を同比20%前後、それぞれ削減できるという。アストモスは6月にもカーボンニュートラルのLPGを購入しており、クリーンエネルギーへの関心が高まるなか、低・脱炭素化へ積極的に取り組む姿勢を示している。
