川崎重工業は、「水素航空機向け技術開発」が国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の公募「グリーンイノベーション基金事業/次世代航空機の開発プロジェクト」に、「水素航空機向けコア技術開発」が採択されたと、5日に発表した。

　この事業は「水素航空機向けエンジン燃焼器・システム技術開発」、「液化水素燃料貯蔵タンク開発」、「水素航空機機体構造検討」の３つで構成され、次世代航空機の実現に必要な機体・エンジン関連のコア技術開発を進める。10年の開発期間でコア技術を開発するとともにそれらを統合し、システム全体として2030年に地上での実証試験を計画している。