大林組=ニュージーランドで水素製造プラントを開所、水素の試験販売を開始
大林組は14日、ニュージーランドのタウポで現地の信託組織トゥアロパキ・トラストと建設を進めてきた、メガワット級グリーン水素製造プラントの開所式を9日に開催したと発表した。製造したグリーン水素の試験販売も開始する。同水素製造プラントは、トゥアロパキ・トラストグループが所有、運営する地熱発電所の敷地内に建設され、地熱発電所で直接受電した再生可能エネルギー100%の電力によって、グリーン水素を年間100t(燃料電池自動車の燃料換算で1000台分に相当)製造することが可能。 トゥアロパキ・トラストは、ニュージーランドの先住民マオリの地権者をオーナーとする信託組織。同信託組織は、持続可能な資源利用を重視した国内有数規模の地熱発電所を開発し、19年間にわたり安定的に運転している。同発電所から得られた地熱電力、蒸気、排熱は、近隣の乳製品加工や温室栽培など、アグリビジネスにも活用されている。 【会社HP 現地水素製造プラント】
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