ユーグレナ=船舶にバイオティーゼル燃料投入、通常運行を確認
ユーグレナは6日、昨年11月に鉄道・運輸機構(JRTT)と交わした「包括連携に関する基本合意書」に基づいて進めてきた内航船向け次世代バイオディーゼル燃料使用の技術調査を発表した。
同社によると、瀬戸内海汽船および西日本旅客鉄道と連携し、軽油使用の観光型高速クルーザー「SEA SPICA」に同社製造の次世代バイオディーゼル燃料「サステオ」を一部給油。速力や燃費、エンジンの排気温度等など、複数のデータを試験航行で計測した。結果的に軽油と次世代燃料の比較で大きな問題はなかったという。
実験は11月12日に実施。バイオ燃料40㍑と軽油360㍑の混合燃料400㍑をタンクに残った軽油2,000㍑に投入し、エンジンの回転を変えて速力や燃費を測定した。航行地区は広島港から広島湾。バイオ燃料投入後、25%、50%、75%、100%の回転ベース負荷でそれぞれ測定したものの、排気温度や燃費、速力ともに軽油と大きな差はなかった。
同社は昨年12月からA重油使用の船舶に次世代燃料を使用する技術調査も進めている。
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