富士興産=アドブルー追加値上げ、新日本化成からの仕入れ値上昇で
富士興産が2月1日からアドブルーの販売価格を全荷姿リットルあたり最大20円引き上げることが、12日までに市場関係者への取材で分かった。富士興産は昨年12月にも売値を15円引き上げたが、今回さらに値上げする。
富士興産が仕入れるアドブルーメーカーの新日本化成が、原料尿素価格の高騰などを背景に15円以上の追加値上げを打ち出した。富士興産は仕入れ価格の上昇分を販売価格に転嫁する。これにより同社のローリー配送価格はおおむね届け80円台半ば~90円台半ばまで上がる見込みだ。
リム情報開発が発行する週刊『クリーンエネルギー』によると、1月上旬の尿素輸入価格は日本着キログラムあたり146円と、昨年6月上旬から100円上昇した。
アドブルーを巡っては、新日本化成などから仕入れる伊藤忠エネクスが1月から追加で15円の値上げを打ち出していた。
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