東名阪ガソリン小売市況=東京都が2.8円、愛知県は4円の値上げ
資源エネルギー庁が13日発表した全国小売価格によると、10日現在の東名阪地区レギュラーガソリンは、東京都が前週比2.8円高の169.5円、愛知県は同4円高の163.8円、大阪府が同0.2円高の166.3円にそれぞれ値上がりした。ENEOSや出光興産、コスモ石油マーケティングが年明けに卸価格を5円引き上げたため、小売業者間で店頭価格の見直しが拡がった。とくに年末にかけて値下がりが目立っていた愛知県の反動が大きい。
首都圏では、神奈川県が同3円高の163.2円、埼玉県も同2.9円高の160.5円と、4週間ぶりに160円台を回復している。中京地区も岐阜県が同2円高の167.2円、三重県が同2.7円高の166円。
一方、関西地区では、首都圏や中京地区に比べて値上げが緩やかで、兵庫県が同0.7円高の162.3円、京都府も同1.2円高の169.9円となった。
全国平均は8週ぶりの値上げとなり、前週比1.8円高の166.5円。政府は昨年11月19日、7年ぶりの高値で推移しているガソリン小売価格の上昇抑制案として、170円を超えた際に元売り各社と輸入業者に最大5円の補助金支給を決めた。期間は12月13日から今年3月末までとし、市場では「平均価格170円」が注目されている。今回は補助金支給の対象から外れている。
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