東名阪ガソリン小売市況=東京都が2.5円、愛知県が1.6円の値上げ
資源エネルギー庁が26日発表した全国小売価格によると、24日現在の東名阪地区レギュラーガソリンは、東京都が前週比2.5円高の172.6円、愛知県は同1.6円高の168.0円、大阪府が同1.3円高の170.6円と、3週連続で値上がりした。ENEOSや出光興産、コスモ石油マーケティングが仕切り価格を引き上げており、小売業者間で店頭価格の見直しがさらに拡がった。
首都圏では、神奈川県が同2.5円高の166.1円、埼玉県が同2.5円高の166.1円、千葉県が同2.1円高の167.4円。
中京地区も岐阜県が同1.6円高の171.1円、三重県が同1.7円高の168.7円に上昇。関西地区も底上げが進み、京都府が同0.7円高の173.3円、兵庫県が同1.9円高の166.7円となった。
全国平均は3週連続で値上げとなり、前週比1.8円高の170.2円に達した。政府は昨年11月19日、7年ぶりの高値で推移しているガソリン小売価格の上昇抑制案として、170円を超えた際に元売り各社と輸入業者に最大5円の補助金支給を決めており、今回初めて発動された。原油コスト分と小売価格の上昇分を合わせて3.4円を対象業者に支給する。ガソリンのほか、灯油と軽油、重油も対象となる。
東京 : 国内製品チーム 阿部 03-3552-2411Copyright © RIM Intelligence Co. ALL RIGHTS RESERVED.