日本郵船=メタノール燃料のケミカルタンカーが竣工
日本郵船は27日、グループのNYK Bulkship Pte. Ltd.(本社シンガポール)が保有する、メタノール燃料の新造ケミカルタンカー「SEYMOUR SUN(シーモア・サン)」が同日、韓国の現代尾浦造船で竣工したと発表した。本船は、重油だけでなくメタノールも燃料として使用できる二元燃料エンジンを搭載しており、メタノールを燃料として航行する際には、メタノールに水を加えて燃焼時の温度を下げることでNOx(窒素酸化物)の生成を抑える新技術を採用している。 今後、NYK Shipmanagement Pte.の管理のもと、Methanex Corporationが出資するWaterfront Shipping ※との長期傭船契約に従事する予定。
<本船概要> (1) 全長:約186メートル (2) 全幅:約32.20メートル (3) 総トン数:30,873 トン (4) 建造造船所:現代尾浦造船(韓国) (5) 船籍:シンガポール
Waterfront Shipping Limited(WFS): 世界最大のメタノール生産会社Methanex Corporationが出資し、北米、南米、アジア太平洋、ヨーロッパの主要マーケットに石油化学製品などの輸送を行う海運会社(本社カナダ・バンクーバー)。世界最大のメタノールタンカー船隊を有する同社は、世界中の貯蔵ターミナルやプラントをつなぎ、メタノールの安定輸送に貢献している。 【会社HPより】
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